2007-11-02 18:37:29

イタリアのベンツィ神父死去、貧しく疎外された人々に奉仕


イタリア・リミニ教区の司祭で、教皇ヨハネ23世会の創立者、オレステ・ベンツィ神父は、2日未明、82歳で亡くなった。

ベンツィ神父は1925年、リミニの近くサン・クレメンテに生まれた。1949年、司祭叙階。リミニのカトリック青年会の責任者を務める中、青少年司牧の重要性に目覚め、若者とキリストの出会いを助けることに心を砕いた。1968年、若者たちと司祭たちのグループと共に教皇ヨハネ23世会を結成、以来40年間に渡り、命の擁護と社会の中で最も貧しく疎外された人々のために勇気ある奉仕を続けた。

ベンツィ神父は優しく穏やかな微笑の人であると同時に、たぐいまれな勇気の人でもあり、路上の女性たちを搾取する組織から解放するために多くの活動を行なったことでも知られる。また、薬物中毒患者や囚人たちにも慈愛の眼差しを注いだ。

教皇ベネディクト16世はベンツィ神父死去の報を受け、バチカン国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿を通して関係者に弔電を送られ、その中で「謙遜で貧しいキリストの司祭」「最も貧しい人々、弱い人々のために人生を捧げた疲れを知らぬ慈愛の使徒」と同神父を振り返り、冥福を心から祈られた。







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