2007-10-22 10:24:33

ベネズエラのカスティージョ・ララ枢機卿逝去


ベネズエラのロサリオ・カスティージョ・ララ枢機卿は、16日、療養先のカラカスで逝去した。85歳だった。

教皇ベネディクト16世は関係者に宛てた弔電で、長年にわたり教皇庁の仕事に貢献し、福音と教会への深い愛のために奉仕した同枢機卿の死を惜しまれ、心から冥福を祈られた。

同枢機卿は、1922年、ベネズエラのサン・カシミロの生まれ。サレジオ会員。1949年、カラカスにおいて伯父で当時同地の大司教であったカスティージョ・ヘルナンデス師から司祭に叙階される。1954年から11年間トリノおよびローマのサレジオ大学で教会法について教鞭を取る。1966年、サレジオ会・ベネズエラ管区長。

1973年、トルヒーヨ協働司教。1975年、教皇庁教会法監査委員会局長。この他の要職を経て大司教とされた後、1984年、設立されたばかりの教皇庁教会法解釈委員会の議長となる。1985年、枢機卿に。1989年、教皇庁管財局局長、1990年、バチカン市国委員会議長。引退後、ベネズエラに帰国してからは、いくつかの状況において同国のチャベス大統領の政策に反対の立場をとっていたことでも知られる。

カスティージョ・ララ枢機卿の逝去によって現在の全枢機卿数は179人、そのうち教皇選挙の投票権を持つ80歳未満の枢機卿は104人、投票権を持たない80歳以上の枢機卿は75人となった。







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